王子がちっちゃかった頃のこと。
前回の 【プーチャの部屋】 で、ばあやさんが
『プーが小さい頃は、子犬がいる幸せを味わうゆとりもなかった』 と書いていましたが、
はて? 王子が小さい頃って、どんなんだったかいな。
思い起こせば2年前の、ちょうど今頃の季節にプーちゃんは
我が家に (というか我が実家に) やってきたような気がする。
もともと愛犬を探していたのは、ばあやさんではなくワタシだったので、
来たばかりの初日は、そういえばプーちゃんは私と一緒に寝起きしたのであった。
事前に色んなしつけの本を読み漁っていた私は、
「たとえ夜鳴きしようとも、ワンコはサークルで寝てもらうべし」
とかたく決意しておったため、そのとおり実行した。
その日、プーちゃんは夜鳴きすることもなく、サークルの中でおりこうに寝てくれた。
翌朝、サークル内でウンチも済ませたプーちゃんは、ひじょうに遠慮深く小さな声で
「クィン・・・」 と一声ないて私を起こしてくれた。 かわいい時代もあったもんである。
隊長と一緒に寝起きした日の貴重な写真(生後2ヶ月)。 アンタえらかったよ!
しかし、私とプーちゃんの蜜月はたった1日で終わった。
2日目に、じいやさんが 「この部屋は寒かろう」 と言って王子をサークルごと
リビングに拉致していったのである。
リビングに引っ越してからも、プーちゃんには基本的にサークルで寝起きしてもらった。
しかしこのプーちゃん、実はサークルが気に入らなかったらしく、
毎日、出せ!出せ!と騒ぐようになった。
落ち着けるようにとサークルに毛布をかけても、その毛布をぶっとばすほどの
勢いで、プーちゃんは猛抗議した。
夜、寝るときも、ばあやさんと私は廊下からリビングをそっと観察し、
プーちゃんが諦めて静かになったのを見定めてから寝ていたものである。
サークルから出たかったプーちゃん。
いつもこうやって立ち上がって騒いだり、ジャンプしたりして脱走を試みていた。
ばあやさんが先日、
「子犬の頃もっとサークルから出して、自由にさせてあげればよかった」
とポロリと漏らしたのを聞いて、私はハッとした。
ほんとに、結局いまみたいにサークルを撤去して、一緒に寝起きするように
なるんだったら、もっと早くそうさせてあげればよかった。
しつけしつけ、とうるさく言った私が悪いのだ・・・。
と、一瞬ひじょうに申し訳なく思ったが、よく考えたらこの頃、
まだプーちゃんは (一応) 私の愛犬ということになっており、
この期に及んでばあやさんは 「嫁にいくときは、プーちゃんを連れていくがよい」
と言っておったため、私はしつけに必死だったのである。
言うこときかないワンコになってもらっちゃ困るのだ。
このように、プーちゃんが小さい頃は、新米飼い主たちの試行錯誤の毎日だったため
幸せをかみしめる余裕などあんましなかった。
ばあやさんが幸せを堪能できなかったのには、そういうわけがあったのだ。
( あれ? でもトトが来たときには、私が一人でしつけをしていたため
ばあやさんは気楽にじゅうぶん堪能できたはずではないのか? )
+++ +++ +++ +++ +++ +++ +++
ところで、ベッドで一緒に寝るのはホントにしつけ上よくないんだろうか。
結局、プーちゃんを溺愛するじいやさんとばあやさんを見て、
私は 「やはりこいつは私の相棒ではない」 と悟り、トトを探しあてたのであるが、
そのとたんにプーちゃんのサークルは撤去され、
ばあやさんたちのベッドで一緒に寝るようになった。
プーちゃんは一緒に寝るようになったから王子になったんだろうか。
それともベッドで寝ようがサークルで寝ようが、ソファに上げようが上げまいが、
王子は王子だったんだろうか。 謎の残るところである。
小さい頃から不敵な面がまえのプーちゃん(切れ長の目だった)。 王子の片鱗か?
ちなみにトトも、小さい頃はサークルで寝てもらっていたが、
プーちゃんのように騒ぐことはなかった。
また、人間と同じようにソファで寛ぎ、ベッドで一緒に寝るようになった今も、
トトはわりと従順ないいやつである。
やはり、ワンコそれぞれのもって生まれた性格によって、
必要なしつけも違うんだろうな。 (←あたりまえだ)
まっ、でも、もちろんしつけも大事だけど、そのワンコを看取ったときに、
できるだけ悔いのないように過ごすのが一番なのかもしれませんね。
小さい頃も今も、ばあやさんの手が大好物なプーちゃん。 がじがじ。
『プーが小さい頃は、子犬がいる幸せを味わうゆとりもなかった』 と書いていましたが、
はて? 王子が小さい頃って、どんなんだったかいな。
思い起こせば2年前の、ちょうど今頃の季節にプーちゃんは
我が家に (というか我が実家に) やってきたような気がする。
もともと愛犬を探していたのは、ばあやさんではなくワタシだったので、
来たばかりの初日は、そういえばプーちゃんは私と一緒に寝起きしたのであった。
事前に色んなしつけの本を読み漁っていた私は、
「たとえ夜鳴きしようとも、ワンコはサークルで寝てもらうべし」
とかたく決意しておったため、そのとおり実行した。
その日、プーちゃんは夜鳴きすることもなく、サークルの中でおりこうに寝てくれた。
翌朝、サークル内でウンチも済ませたプーちゃんは、ひじょうに遠慮深く小さな声で
「クィン・・・」 と一声ないて私を起こしてくれた。 かわいい時代もあったもんである。
隊長と一緒に寝起きした日の貴重な写真(生後2ヶ月)。 アンタえらかったよ!
しかし、私とプーちゃんの蜜月はたった1日で終わった。
2日目に、じいやさんが 「この部屋は寒かろう」 と言って王子をサークルごと
リビングに拉致していったのである。
リビングに引っ越してからも、プーちゃんには基本的にサークルで寝起きしてもらった。
しかしこのプーちゃん、実はサークルが気に入らなかったらしく、
毎日、出せ!出せ!と騒ぐようになった。
落ち着けるようにとサークルに毛布をかけても、その毛布をぶっとばすほどの
勢いで、プーちゃんは猛抗議した。
夜、寝るときも、ばあやさんと私は廊下からリビングをそっと観察し、
プーちゃんが諦めて静かになったのを見定めてから寝ていたものである。
サークルから出たかったプーちゃん。
いつもこうやって立ち上がって騒いだり、ジャンプしたりして脱走を試みていた。
ばあやさんが先日、
「子犬の頃もっとサークルから出して、自由にさせてあげればよかった」
とポロリと漏らしたのを聞いて、私はハッとした。
ほんとに、結局いまみたいにサークルを撤去して、一緒に寝起きするように
なるんだったら、もっと早くそうさせてあげればよかった。
しつけしつけ、とうるさく言った私が悪いのだ・・・。
と、一瞬ひじょうに申し訳なく思ったが、よく考えたらこの頃、
まだプーちゃんは (一応) 私の愛犬ということになっており、
この期に及んでばあやさんは 「嫁にいくときは、プーちゃんを連れていくがよい」
と言っておったため、私はしつけに必死だったのである。
言うこときかないワンコになってもらっちゃ困るのだ。
このように、プーちゃんが小さい頃は、新米飼い主たちの試行錯誤の毎日だったため
幸せをかみしめる余裕などあんましなかった。
ばあやさんが幸せを堪能できなかったのには、そういうわけがあったのだ。
( あれ? でもトトが来たときには、私が一人でしつけをしていたため
ばあやさんは気楽にじゅうぶん堪能できたはずではないのか? )
+++ +++ +++ +++ +++ +++ +++
ところで、ベッドで一緒に寝るのはホントにしつけ上よくないんだろうか。
結局、プーちゃんを溺愛するじいやさんとばあやさんを見て、
私は 「やはりこいつは私の相棒ではない」 と悟り、トトを探しあてたのであるが、
そのとたんにプーちゃんのサークルは撤去され、
ばあやさんたちのベッドで一緒に寝るようになった。
プーちゃんは一緒に寝るようになったから王子になったんだろうか。
それともベッドで寝ようがサークルで寝ようが、ソファに上げようが上げまいが、
王子は王子だったんだろうか。 謎の残るところである。
小さい頃から不敵な面がまえのプーちゃん(切れ長の目だった)。 王子の片鱗か?
ちなみにトトも、小さい頃はサークルで寝てもらっていたが、
プーちゃんのように騒ぐことはなかった。
また、人間と同じようにソファで寛ぎ、ベッドで一緒に寝るようになった今も、
トトはわりと従順ないいやつである。
やはり、ワンコそれぞれのもって生まれた性格によって、
必要なしつけも違うんだろうな。 (←あたりまえだ)
まっ、でも、もちろんしつけも大事だけど、そのワンコを看取ったときに、
できるだけ悔いのないように過ごすのが一番なのかもしれませんね。
小さい頃も今も、ばあやさんの手が大好物なプーちゃん。 がじがじ。
by totogoru
| 2007-01-21 02:50
| しつけ